ゼロ・ウェイスト・ホームを読んで

昨年の秋に映画「プラスチックの海」と服部雄一郎さんのお話し会のことを
ブログに記載したかと思いますが、
エコブルー
服部雄一郎さんが翻訳した「ゼロ・ウェイスト・ホーム」の本をようやく読みました。
ウェイストは廃棄物という意味です。

5Rを元にゼロ・ウェイスト・ホームを目指しているとの事。
1.Refuse(リフューズ):断る
余計なものはもらわない
作者は景品や子供の誕生日プレゼント、クリスマスパーティーでのプレゼント、
ハローウィンのプレゼントのことなどについても言及しています。
お付き合いもあるから大変ですよね。
人にものをあげる時はその人が本当に必要なもの、食べ物等消えるものなど
考える必要がありますね。

2.Reduce(リデュース):減らす
ゴミのことで言えば、マイバック、マイボトルなどもありますし、
食べ物を腐らせずに全部使い切る、使い切る量だけ買うなどありますね。

3.Reuse(リユース):再利用する
自分の必要でない売れるものは必要な他の方に上げたり、売って、
自分の必要なものをリサイクルショップ等で購入するとかもありますよね。

4.Repair(リペアー):修理する
壊れたからすぐに捨てるではなく、なんとか修理して使おうということです。

5.Recycle(リサイクル):再生利用する
ゴミをきちんと分別する。

ざっくりこんな感じで筆者が5Rを元にどのように実践しているかを細かく記載しております。
これだけ徹底して出来るのはすごいことです。詳しくはこの本を読んでみてください。
この本はかなり分厚い本なのですが、こういうことを書いているのであれば、
もう少し内容を厳選しても良かったのではないかとは思ってます。

さてここからは私がわずかではありますが本を読む前から実践していること、
この本を読んでから実践していることを紹介します。

とその前にネットで購入すると梱包が丁寧すぎてゴミがたくさんでてしまうというところを紹介。

この間温かさを求めてスリッパを購入したのですが、
段ボールを開けるとたくさんの緩衝用の紙が約A3で10枚ほど入っていました。
それを取り除くとさらに段ボールの箱が入っていて、更にビニールと型くずれがおきないように緩衝材が入っていました。
ネットショッピングはゼロ・ウェイスト・ホームにはハードルが高いですね。
一気にゴミが増えます。
今度は頼むときにはシンプルな梱包でとお願いしてみようかと思ってます。

さて本題の私が本を読んでというかプラスチックの海と服部さんの講演を受けて
ちょこっとではありますが実践しはじめたことを紹介します。

左の写真は近所の総菜屋さんで唐揚げを購入した時の写真。
以前近所の総菜屋さんに行った時にプラスチックのパックに入れていたので、
自分で容器を持って行って、これに入れてくださいと頼んだら
快く受け入れてくれました。
個人商店の場合は臨機応変に対応してくださるかもですね。
右の写真は今までティッシュペーパーを購入していたのですが、
ティッシュよりトイレットペーパーを使った方がゴミが減らせるなということでチャレンジ。
さすがに何のカバーもなくトイレットペーパーを置くと生々しいので
creemaでかわいらしいケースを購入しちょっとはおしゃれに見えるように気を使いました、

普段の買い物でも今までは左の飴のようにひとつひとつ梱包された飴を購入していたのですが、
ひとつひとつ梱包されてない飴を購入しました。
そもそも飴を食べなければいいという話もありますが(焦)
紅茶を購入するにしてもティーパックに入っているものでないものをあえて購入しました。
この間スライスチーズを購入して、一枚一枚ビニールに包まれていたので
今度は個別包装されてないチーズを購入しようと思ってます。
他にも白菜一玉頂いたのでキムチを漬けたり、みそ作ったり楽しんで自分で作ってみるのも
いいと思います。
ちなみに化粧水も手作りです。
洗濯はマグネシウムとウォッシュナッツを併用してます。
他にもいろいろありますが、またいつか。

建築においても脱炭素や省エネ=断熱性能と設備性能ということになっていますが、
・本当に必要な空間の大きさとは?
・本当に必要な機能、設備とは
・この素材がどういう風につくられているか
・最終的にどうなっていくか
・修理はしやすいのか
・再利用しやすいか
という視点も大切ではないかと思ってます。
断熱性能も設備性能ももちろん大切ですが、上記の視点も
建物づくりにおいても持ち続けたいと思う今日このごろです。