先週末、のどかな天気の午後、改築された湯の花小屋を見学させて頂きました。
まずは既存の湯の花小屋から。
湯の花小屋は外観は見たことはあるのですが、
中を見たことがなかったのでどうなっているか気になっていました。
こんなかたちで湯の花小屋の中に湯の花が出来ています。
湯の花は地下から湧き出る温泉ガスをキャッチしたものです。
詳しくは下記サイトを見てみてください。
明礬湯の花
布の靴だとこの中に入ることが出来ますが、革靴だと革が変質してしまうみたでNGでした。
温泉ガスは金属を使うと朽ちてしまうとの事で、素材は杉、竹、藁、茅といった
植物性の素材を紐で編むようにつくられています。
上の写真の様にコテを使って湯の花を採取するするそうです。
実際に匂ってみると硫黄のいい匂いがします。
この湯の花小屋に長時間いるとガスが原因で頭がふらつくみたいなので、
採取の作業は休み時間を取りながら行っているとの事です。
次に改築された湯の花小屋の方に向かいます。
藁がきれいに敷き詰められています。
形もなんかかわいいというかいい風情を醸し出してます。
単体でなく、そこかしこに湯の花小屋のある明礬温泉のまちなみ自体も風情があっていいものです。
中はこんな感じです。
新しい柱でくみ上げられています。
ここはまだ革靴でも中に入ることが出来ました。
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新旧の湯の花小屋の屋根の厚みをみてもらっても、左の分は右の新しいものと比べて
薄くなっているのが分かるかと思います。
「湯の花小屋は、雨降りでも小屋の内部の温度を一定に保ち、雨漏りはせず、蒸気中の水分をわら屋根が水滴とならず屋外へと放出させます。 しかし、職人が苦労して作った小屋も、蒸気の作用で寿命は長くて3年。そのたびに葺き替えます。」
との事です。
この藁は産業廃棄物として廃棄されてしまうとの事ですので、
もし屋根として使用した後の藁を使いたい方がいらしたら
関係者にお繋ぎしますのでご一報ください。
なんとこちらを頂きました。
地獄と大地のミネラル
早速お風呂に入れて使ってみたのですが、お湯はまろやかになった感じはしますが、
無味無臭で硫黄臭など温泉ぽさはないです。
全然湯冷めしなくて、お風呂上りでも温かさが持続されていました。
本当におすすめなので、上記のオンラインショップか
かまど地獄
の売店で販売されているとの事です。
大分人なのに初めて中を見学させて頂きました。
このような機会を作ってくださった有限会社フロムアース様、
本当にありがとうございました。