木づかい模型教室(準備編)

明けましておめでとうございます。2024は波乱のスタートとなりました。
多くの方にとって平和で健康で穏やかな日々に向かう様にやっていかなければですね。

昨年は投稿したい内容がたくさんありますので、月2回の投稿を目標に発信していけたらと思ってます。

令和4年度1月に開催された森の木が家の木になるまでをつくりながら学ぶ「木づかい模型教室」は令和5年度もされることになりました。
昨年8月19日に無事に終えたのですが、昨年度の反省点を踏まえ、ブラッシュアップした内容となりました。
その様子をご紹介出来ればと思います。

まずは材料のカットの部分ですが、前回はここからボランティアの学生さんたちに協力してもらったのですが、
そうすると学生さんへの負担が大きすぎるということで
このカットの部分は大分県森づくり人材育成協議会の方のご協力の元、行いました。

一気に切るために束ねて、切る部分に印をつけていきます。

模型の内容に関しても吟味をしました。
前回は模型を作るのに早く終わる子たちもいたのですが、ギリギリになりすぎるので少し簡略化しました。
また材料についても前回は地盤面の部分と基礎の部分にスチレンボードを使用していたのですが、
地盤面は大成木材株式会の9㎜の桧材を使用した構造用合板の端材を使い、基礎も桧材を使うことにしました。
今回は総桧づくりの家(小屋)になります。
簡略化と前回の反省点を踏まえた上で行ったので自分たちの想像よりはやく切り終わることが出来ました。

木材をまとめてカットしてます。

さて、次は日を変えて日本文理大学のボランティアの学生さんたちと共に作業をしていきます。
前回携わってくれた学生が4名参加してくれました。
まずは大分県森との共生推進室から森-laboや森林環境税についての説明がありました。

前回は学生さんにひたすら時間を過ぎても模型パーツの作業をさせて、
学生さんの学びの時間をあまり作ることが出来なかったので、
その部分をもう少し充実させるべく作業にとりかかります。

                                                                       

前回と違う作業として、基礎の部分が木ではないと分かる様に墨汁で色をつけます。
こどもたちが実際に手にするものなので経済性、安全性を踏まえて選択しました。

構造用合板も切りっぱなしだったので小口にやすりをかけていきます。楽し気に作業してます。
前回同様柱の位置、垂木位置など印を入れたりします。皆様真剣に作業をしてます。

昼食時間を使い、講師の小関さんから佐賀関の関崎灯台が登録有形文化財になり、
それを記念したイベントを開催したことなどを講義してもらいました。
行ったことはあるけど、どうしてこの灯台が登録有形文化財になったのかまでは分からなかったと思うので
学生さんにとっても身近な文化財の詳細を知るいいきっかけになったのではないかと思います。

午後からの作業を終えて、学生さんたちにも模型を製作してもらいます。
予定より作業が長引いたので全部作ることが出来た方も、途中までの方もいました。
自分でつくることにより子供たちに教える際に何がネックになるのか等が分かりますよね。
そんなこんなで学生さんに教えながらキットを造る、時間内にということが今回は達成されました。

次回はこのキットで子供達が模型を作っていきます。

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