大地の再生講座2(場と建築)

まずは敷地の状況を把握するべくみんなで観察してまわります。

宿の敷地の一番奥まで行って、場の状況を確認していきます。

特によく観察されていたのが、仕上の切り替わる場所です。
そのあたりはよくチェックされていました。
左の写真の様にスギゴケが生えている場所はいいのですが、
右の様にゼニゴケが生えているのは湿気が多すぎるから改善すべき場所である証のようです。

敷地の観察をし終えた後は作業にかかります。
丁寧に観察していたのでちょっと空が薄暗くなってきました。

まずは駐車場がある場所からスタートです。
私たちは移植ゴテを片手に土の中に空気を入れるために点穴を掘っていきます。

植栽部分と駐車場の通路部分の協会に水脈をつくっていきます。
直線的にならないよう蛇行させるようにつくっていきます。

コンクリートの擁壁を削って敷地内の水を流すところを作ります。
建築の外構工事で行うと工業製品で造ってしまうのでこのような自然なかたちにはなりません。
建材は自然と対峙しているにも関わらず変わらずに抑えようとする製品ばかりなので
その辺は改善していく必要があるのではないかと思ったりしてます。

灯りもともり、暮れたころに出来上がりました。
有機物により層がつくられ、それが水脈となります。

今日は本当に寒かったので、この日の振り返りは室内にて行われます。
振り返りなどはまた次回に。