森の木が家の木になるまで(森-labo編)2

前回のブログの続きです。

土台が敷き終わると次は柱を建てて、梁を組んでいきます。
実際の建て方は多くの大工さんをあつめて一日で一気に工事をすること
柱や梁の木材にどんな材が使われているかなど説明してきました。
みんな真剣に模型づくりに取り組んでいます。

講師もボランティアの学生さんもみんな子供たちと一緒になって作ってます。
少額4年生から中学1年生までの子供たちで年齢差があるため、
出来るスピードも違ってきます。

早く終わって、手持無沙汰の子供たちは光井棟梁の木組み講座を聞いてもらいました。
釘を使わずに木を組んで縦の材と横の材をつなげていきます。
昔ながらの日本の木組みの技術は本当に素晴らしいです!

ほとんどの子供たちが模型を完成させた後に最後に仕上における木材使用や
家をつくるのにどのくらいの木が使われているかなど説明して片付けをして、
記念撮影して終わりました。
この森-laboが子供たちもですが、
ボランティアで参加して下さった日本文理大学の学生さんたちにとっても
少しでも有意義な時間になってくれたらいいですね。

誰一人遅れることなく時間内に模型を完成させました。
合同新聞の方がこの模型教室の事を取材して下さいました。
その新聞記事が1月20日に載りました。

大分合同新聞221220

最後に子供たちに伝えた言葉です。

「木造住宅で木を使うことは多くの木を使い、今使い時の木を活かすことです。 
次の世代の人たちの為に木を植えるという循環を生み出します。
今、私たちが使っている木は過去のご先祖様たちが丹精こめて手入れをして育ててくれた木です。
みんなも自分の身のまわりにある木がどこから来たのか思いを巡らせながら、
木を大切に使ってくださいね。」

この模型づくりを通して、私たちが伝えたかったことが少しでも伝わっているといいなと思います。
そしてこれを機に特に建築を通した「木づかい」を多くの方たちと共有できるように
取り組んで行くことが出来ればと思ってます。