チルチンびとの春号は「オーダーメイドキッチン」
東京時代に手掛けさせて頂いたokatteにしおぎが載ってました。
この本全体で木を使ったものはもちろんのこと、オールステンレスのものや、
デコリエという左官素材を使用したものなどいろんなキッチンが紹介されていて面白いです。
小話とすると我が家のお気に入り台所アイテムというコーナーがあるのですが、
そこで大分のフンドーキン 九州そだち麦という味噌を紹介されていて、20年以上愛用されている
という文面に大分県人として胸が熱くなりました。
フンドーキンの味噌は何度も購入しているのですが、この味噌は試したことがないのでいつか
試してみたいです。
話が脱線してしまいましたが、中身はこんな雰囲気です。
ここが出来てから7年の月日が経ちますが、大切に使ってらっしゃるんだなということは
写真からも伝わってきます。
桜材を使ったキッチン、栗材を使ったテーブルになっています。
木の材種を選んだのは家具工房の方ですが、いい仕事をされていますね。
こういうキッチンをみると無垢の木の素材の力の大きさ、魅力を改めて感じます。
少し懐かしい工事中の写真を。
こんな風に何もなかったところに
工房で作ったパーツを現場で組み立てて製作されていきます。
細かいところまで打合せをして私が製作した図面を元にこんな細かなところまで
図面化して製作されています。
このステンレスのシンクもサイズや形状を決めて製作して頂きました。
それと以外に感じるかもしれない苦労話としてはガスコンロです。
アイランドキッチンにも2口のガスコンロがあるので長さが900のものは大きすぎる、
600のものは狭すぎる、750の3口のガスコンロがいいな、さらに家庭用ではなく、
業務用の卓上タイプがいいかなということで探すのもなかなか見つからず大変でした。
ありそうでなくて、本当は2パターンぐらい提案出来ればと思っていたのに結局1択になった
ことを思い出します。
この記事を書いていて東京時代のオーダーメイドキッチンで思い出したことを。
この物件は杉材で製作されいるのですが、キッチンの引き出しに
この革の取手を付けたいとお施主さんから依頼がありました。
キッチンに立って毎日手にするところに、細部にこだわることが出来るのが
オーダーメイドキッチンの魅力ですね。
オーダーメイドキッチンに興味のある方はご一報くださいませ。
この本を見ながらキッチンの在り方を模索してみるのも面白いかと思いますよ。