木材コーディネート基礎講座 受講終了

昨年の9月から木材コーディネート基礎講座を受講していました。
2月の終わりにすべての講座を無事に受講し、修了証を頂きました。

もりのわ設計室のコンセプト
もりとつながる、環境にも人にもやさしい「たてもの」づくり、「場」づくりを。
日本の木の良さ、魅力を活かした 美しいデザイン、空間を目指して…
の「もりとつながる」にもっと近づくことが出来るようにということで受講することにしました。
今回はリモート講座+現地演習3か所(新型コロナの影響により最後の1回はリモートにて)
ということで受講しやすかったのも受講するきっかけとなりました。

貴重な現地演習の1回目は飯能市まで。
前回のブログの記事に記載しましたが、この研修のために飯能市に行ってきました。
実際の山に入っての研修です。

実際に伐倒を見学した後にその木をどこで玉切りするかを決めて、切っていきます。
また班ごとにあるエリアで間伐する木をどれにするか決める等もやっていきました。

場所を山から原木市場へ移動し、実際の原木をみながら色々と説明を受けました。
丸太になると見える情報が増えていきます。

生枝(生節)、枯れ枝(死節)、枝打ち後など実際のサンプルを見ながら説明してもらいました。
机の上に座って聞く講座とはまた違って
実際のものを見て、触って、匂いを嗅いで…と充実した内容でした。

飯能市も東京に住んでいながら行ったことのない場所でしたが、
11月後半に兵庫県丹波市に行ってきました。
ここももちろん初めてですし、
それこそ関西に行くのは2017年の建築士会の全国大会の京都大会の時以来でした。
ここ丹波市では実際の製材所を見学させてもらいました。
実際に出す材を見学させてもらいました。

班ごとに実際の丸太を選んで、どのように製材してもらうか決め、
その通りに挽いてもらうということも行いました。
みんなでどの丸太がいいのか選んで、挽いてもらいたいところに線を引いてます。
私たちの班は個性的な丸太を選んだので、挽いた時にどんな感じになるのか楽しみです。

どんどん切り進められていきます。
このように切っていく材を見たことがなかったので新鮮でした。
芯の部分を切ってみるとなぜ芯を外すのかも分かりますね。

挽いた板材を並べてみる。
なかなかの個性を発揮。
さてこの板材はどんなところに使われていくのか、楽しみです。

リモート講義を経て、最後の講座となりました。
プレゼンの発表会です。

コロナのこともあり、現地とリモートと併用でした。
今回のこの講義は関西圏の方を中心に北陸や山口の方等が参加しておりました。
職種も公務員の方、森林組合の方、製材所の方、設計者等様々な立場の方がいらっしゃいました。
そういえば建築をつくる側、施工者側の方がいらっしゃらなかったのはちょっと残念でした。
施工者の方は忙しくてなかなか勉強会等参加されないのは木造関係の勉強会でも同じですね。
ここでいろんな場所でいろんなかたちで「もりとつながる」方々とお会いし、
お話しすることが出来て良かったです。

この講座で得たものをしっかりと活かして

もりとつながる、環境にも人にもやさしい「たてもの」づくり、「場」づくりを。
日本の木の良さ、魅力を活かした 美しいデザイン、空間を目指して…

頑張ります!!
長文、ご清聴ありがとうございました。