ステンドグラス・グラスアート

広島がリーグ優勝で盛り上がる中、ちょこっと広島に行ってきました。
広島に住んでいた時にお世話になった
グラスアート作家(ステンドグラス作家)でグラスミューズの宮田洋子先生のところに行ってきました。
今年の3月にドイツの
フラウエナウ美術館

で行われた作品展で出展された作品の写真と、そこで行われたパフォーマンスの動画を拝見させてもらいました。

障子らしきものの奥の四角の作品が宮田洋子先生の作品です。

大きく拡大するとこんな感じです。

作品のタイトルは「天の海に」(アマノミニ)
柿本人麻呂の「天の海に雲の波立ち月の舟星の林に漕ぎ隠る見ゆ」という和歌がテーマだそうです。

海外での展示ということでかなり「和」を意識した作風にされたとの事で、
青空がステンドグラスにきれいに映り込んでます。
波が動物的に見えるのは私だけでしょうか。

こうやってみると大きな作品に見えますが、1m角の作品だそうです。

近年、ステンドグラスが似合う空間自体が少なくなってきていると思いますが、
ステンドグラスやグラスアートと上手く融合する空間は
幻想的で美しい世界に私達を導いてくれるものと思います。
教会建築だけでなく、現在の作家、建築家がつくる幻想的な世界をみてみたいものです。

パフォーマンスの動画ですが、以前広島で拝見したもの(上の写真)と基本的なつくりは同じでしたが、
より和を感じる、妖気さのある面白いパフォーマンスでした。
最近では3Dでのビジュアル的表現により幻想的な世界を造りだすことが出来ますが、
このようなかたちで手仕事的に、身体感覚に働きかけるかたちでつくられる幻想的な世界がもっとあってもいいのではと思います。
動画以上にその空間に居て、見て、感じる方がより幻想的な世界観に浸ることが出来ます。
上の写真をみたら、ますますどんな感じか気になりませんか?

いつか大分のロケーションのいいところで宮田洋子先生のパフォーマンスをみてみたいものです。