先週の寒さからうって変り、昼間はぽかぽか陽気の日々が続きますね。
7月に住宅医スクール熊本の第1回目に出席した時にも記事を投稿しましたが、
今回最終講義ということで再び熊本に行ってきました。
構造について今までのおさらいをした後に具体的な改修方法について説明をされていました。
特に改修で大きな問題となる基礎の部分についてその改修方法と基礎部分における改修金額に
ついても教えて頂きました。
改修においては無筋の基礎をどうやって改修するのか、どのくらいの金額が掛かるのかを
依頼主に説明する必要がある。
金額に関しては地域差もあるかと思いmすがが、目安が分かるのは心強いものです。
基礎以外も軸組の改修等具体的な事例で説明して頂きました。
次に温熱環境、省エネ性能に関する講義のおさらいをした後に
温熱環境、省エネ性能の向上のための改修事例について説明して頂きました。
断熱性を示す数値であるUA値等を計算するのはもちろんであるが、
電気代、ガス代等の改修前、改修後のデータをとったり、
改修前後の室内温度のデータをとり、より改修することの効果を実感出来る様にすれば、
依頼者により改修による効果を実感してもらえる、満足してもらえるのではないかとの事です。
講義を終えると検定会が行われました。
それぞれの方が自分が手がけた案件に対してどのような改修を行ったかプレゼンしていきます。
この日は3名のプレゼンを聴きましたが、それぞれの条件の中で依頼主に満足してもらえる様に
様々な工夫がされた改修提案をされていました。
多くの人たちが聞いている中プレゼンをするので、緊張はするかと思いますが、
どのように伝えればよりこの改修の魅力が伝わるのか、プレゼンの大切さも感じた次第です。
指定全講義を受講の上この検定会に合格しないと住宅医にはなれません。
私は住宅医ではなく、住宅医スクール修了生です。
もりのわ設計室として検定会に出せるような案件に携わることが出来てないからです。
今後ますます既存ストックの活用、空き家活用が問われる中、
私の前職での経験や住宅医スクールで学んだことを活かせる仕事をしていくことが出来ればと思ってます。
この学びを継続するべく住宅医協会の一般会員になってみました。
住宅医に関しては
住宅医協会
のサイトでご確認くだささいませ。
ちなみに上の写真は以前改修案件で既存の基礎の深さを測っている写真です。