建築士会全国大会「大分大会」にて

この週末に第59回建築士会全国大会「大分大会」が別府で行われました。
大分で全国大会が行われるということで、私もわずかではありますが、
準備を手伝ってきました。

大分別府は竹細工が有名ですので、ステージの廻りに竹細工のオブジェで飾られていました。

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木造建築フォーラムでは第一部では「日本の森林状況と地域の都市型木造の可能性」と題し、
腰原先生の講演会、
第2部では「これからの現代木造建築」と題し稲山先生、原田先生、山代先生の講演会が行われました。
CRTをはじめとするエンジニアリングウッドが出回る中、一般製材やエンジニアリングウッドを
構造材や仕上材としてどの様にデザインして使っていくか、その様な材を使うことが
日本の森をより豊かにすることにどう結びつけていくのか、考えさせられる講演会でした。
ちなみにこの木造建築フォーラムで司会として任務を果たしてきました。

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お昼は大分名物のとりめしおむすびときなこ揚げパン(どちらも美味しかったです)を購入後、
環境部会セッションに参加してきました。
2020年に省エネ法義務化にあたり、伝統的木造建築等造れなくなるという懸念を受けて、
それぞれの地域ならではの気候風土型住宅の基準を設け、外皮基準を緩和・除外出来る
様に制度化を行う方向で話を進めているとの事です。
国、市町村、実務の設計者、それぞれの立場から制度化についてのお話を伺うことが出来ました。
それぞれの立場の方たちが今地点での活動等発表されました。
省エネや環境に配慮した住宅は断熱性のだけで評価されるものではないと思いますで、
それぞれの地域でその気候風土に合った建物とはどういうものなのか、
それがどの様に評価をされるべきかを話し合う必要がある様に思いました。

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さて式典本番。
日本文理大学のチアリーディング部の方たちの華麗なるダンスで会場を盛り上げます。
3000人を超える方たちが全国から別府へお越し頂いたのは本当にありがたいことです。

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式典が終わった後は大交流会でした。
ジャズの生演奏や美味しい料理とお酒で全国の方をおもてなしされていました。

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私の場合は6月に入会して間もない間に全国大会が行われたのでほとんど準備に参加しませんでしたが、
この会の為に長きに渡り準備に時間を費やしてきたみなさま、本当にお疲れ様でした。
きっと多くの方たちが別府に来て、楽しんで帰ったのではないかと思います。