ひさしぶりの投稿になります。
現在絶賛工事中の別府ステーションフロント。
敷地いっぱいに建つ2階建てのテナントビルですので、
敷地は高低差が少しありますが、四角いので、
簡単に計画出来るし、設計できるよねと思われるかもしれませんが、
この四角い建物のためにかなり検討を重ねています。


はじめに提出したパースの一例ですが、正面が道路で一番目に入るところなので壁面緑化で目を引くことを提案したり、
真ん中に階段を配置する案を提案したりあと2案ほど提案しました。
カラーのパースで色味を含めての提案です。(今回わざと鉛筆画にしています)
色と素材感が加わると選択肢が多くてパースを描くのが大変になります。


格子のある和モダンな写真をもってこられて、こんな感じにということで
格子に特徴のあるファサード計画を提案しました。
正面からのパースなのでちょっとわかりにくいですが、左のパースが階段部分にも縦格子を入れたいということで
計画したものになります。

小さい建物の中で正面にもサイドにも縦格子があるとちょっとデザインが散漫になってしまうのではと
いうことから、格子ではなく、壁を立ち上げる提案をし、採用してもらいました。
その後もいろいろと試行錯誤を重ねた結果、最終的な案が上の案。
1階の窓が小さくなり、入口部分の窓もなくなりすっきりとしたデザインになりました。
建物は一度建つとかなりの年月建ち続け、使い続けるものです。
街に建つものなので社会性もあります。
設計する者によって建物が全然違ってきて、建物の運命が変わります。
初めのボリューム計画、ファサード計画、動線計画等、きちんと設計し、
納得のいく建物を造っていくことに
建築技術者として真摯に取り組んでいきたいものです。