3月初旬に宮崎県日向市美々津 重要伝統的建造物群保存地区を見学しました。
宮崎県は何度か行ったことはありますが、日向市に行くのは初めてで、
伝統的な街並みを見るのが好きなので楽しみでした。
まずは美々津まちなみセンター(美々津軒)へ
3月3日は少し過ぎていましたが、室内にひな人形が多く展示され、華やかな空間になっていました。
ここでしか購入できないお船出団子も購入しました。
隣の母屋に移動したのですが、こちらにも立派なひな人形やお琴などが飾られていました。
ひな人形をひとつひとつみてみると、職人技が光り、丁寧につくられていて美しいです。
中はかまどが残っていたり、手の込んだ透かし彫りの欄間細工が残っています。
こちらの場所で地元のガイドさんから美々津町の歴史、街並みについて講義をしてもらいました。
美々津町は京阪神との経済、文化交流の拠点として江戸時代から明治時代に全盛をきわめた場所になります。
虫籠窓や京格子をはじめ、通り庭風の土間に代表されるように、京都や大阪の町家造りを取り入れたものとして注目され、
日向市美々津重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
次に行ったのが日向市歴史民俗資料館
ここには上の写真のような昔の姿の模型や昔使われていた道具なども展示されていました。
立派な小屋組みの2階から街並みを見渡すことが出来て、気持ちのいい空間でした。
古き良き建屋がいろんなかたちで活用されてます。
左はカフェ、右は保育園です。
道路に対して屋根の軒が見えたり、妻側が見えたりしてますね。
切妻屋根の勾配が左右で違っているのですが、
路地に面しているかどうかとか、
車社会となり道路が拡幅されたため、軒が切られたとか…
洋風な建物もいい感じに馴染んでます。
本当に海に近い伝統的な街並みをじっくり堪能できました。
宮崎に行くことがあればぜひゆっくりとこの街並みを堪能しにいくのもいいですよ。
またどこかいい街並みに行った際はご紹介出来ればと。