建築物グリーン化促進事業を振り返る(令和4年度)

新年度になりましたね。
昨年度3か年でやってきた大分県建築物グリーン化促進事業が終わりました。
建築士会から依頼されての業務でしたが3か年にわたる事業、いろいろと思い出もありますので
新年度にちょっと振り返ってみたいと思います。

まず行ったのがその時出来立てでZEB建物の鬼塚電気の新社屋に行くことでした。

行政機関から言われたことを実際の建築のかたちにするのが私たちの仕事でしたが、
この建築物グリーン化促進事業の小委員会の委員として今度は県民と建築技術者を
どうグリーン化事業へ導いていくかが仕事となります。
このブログにみいろいろ書いてみました。

はじめは省エネ化が過熱する中、断熱性能向上を求めるのはわかるのですが、
それだけをひたすら求めるのはちょっと違うと思い、
建築物グリーン化はどういう事業なのかを話し合うために作成したのが建築物グリーン化HPにも記載の下記になります。
建築物グリーン化とは

     

このことについては第1回技術者向け研修会でもう少し詳しお話し致しました。
そのことについての記事は
こちら
の記事にUPしてます。

他に令和4年度の事業としましては第2回技術者向け研修、
こちらはZO設計室代表取締役柿沼氏(設備設計者)をお招きしお話しを伺いました。
また地元の大分県建築住宅センターの方にも省エネ適判についてのお話しをしてもらいました。

広く一般の県民に対して建築物グリーン化を広める活動として
県民向けフォーラムを開催しました。

こちらがチラシとなります。文字が多すぎ💦ですが、チラシの作成も私の方で行いました。

チラシにも記載されている近畿大学副学長の岩前教授に登壇して頂いた後に大分県内の工務店の方、大分大学の先生等
お招きしトークセッションを行いました。
これまでの第1回、2回技術者向け研修、第1回県民向けフォーラムは建築物グリーン化小委員会の中で
どういう研修・フォーラムにするのが話合いをしながら決めました。
いろいろと試行錯誤しています。

鬼塚電気他大分県初ZEB建物の日本電工ビル久留米市環境部庁舎改修ZEB案件の見学をさせてもらいました。

技術者向けに省エネの事例集概要版(左)と県民向けに省エネ住宅のすすめ(右)も作成しました。
プロのイラストレーターの方にお願いし、県民の方に親しみやすくわかりやすく建築物グリーン化の事を
伝えることが出来る冊子になったと思います。

この令和4年度事業で個人的に一番大変だったのが建築物グリーン化のホームページ作成です。

大分県のホームページのフォーマットというしばりがある中、何をどうホームページで伝えていくか、
大分県の担当の方と協議をしながら進めて進めました。
左の大分県建築住宅課のホームページの中にあるグリーン化のアイコンは他の分と同様のサイズ感でつくるということで、
私の方でデザインしました。左の四角の中はOITACO20(ゼロ)という文字が含まれています。

右の長細いヘッダーはこの大きさは決まっているのでこの中にヘッダーをということで何案か提示して、
私の方で作成したイラスト風のものが採用されてしまいました。
本来ならプロのイラストレーターに頼んだらより素敵なものになったと思いますが、
記載内容を充実させすぎて、そこまでお金が回らなくなってしまいました。
プロには到底かないませんが、表に出るデザインをする貴重な機会でした。

令和4年度はこれで終わり、怒涛の令和5年度を迎えることになります。