玖珠町について

あっという間に12月ですね。
ホームページの不具合に対応していたため、なかなか投稿できずにおりました。


大分県に住んでいて、日田には何度も行ったことがあるし、玖珠の前を何度も通り過ぎたことがあるにも関わらず、
降りたったことが一度もない私。
と思っていたら、伐株山でパラグライダーをしたことがありました。
先月はじめに建築士会のイベントで玖珠町役場の方の案内により渋いところに連れて行ってもらいました。

その渋い穴場は石畳みの急な坂道を上った先にあります。
この石畳みの石、一つ一つが大きいです。転ばない様に気を付けて上がります。

坂道を上がった先に末廣神社があります。
11月初めだったので大きな銀杏の木が黄色く色づいていました。
この神社は1601年に森藩主久留島康親が郷里の伊予国の氏神である三島宮を勧請したことから始まりと言われています。

拝殿の後ろに総欅造りの優美な造りの覆屋(鞘堂)の中にある御神殿が配置されています。
普段なかなか見ることが出来ないこの御神殿(大分県指定有形文化財)
を見学することが出来ました(写真はNG)

こちらの見学も終わり、隣の「栖鳳楼(せいほうろう)」という大分県指定有形文化財である
森藩の8代目・久留島通嘉が、天守に見立てて改修したと言われる茶屋を見学しました。

正面から見ると平屋の方形型の建物に見えますが、

裏に回ると不思議なかたちで2階がのっている建物になっています。
まだ紅葉の季節ではありませんでしたが、この景色を眺めながらお茶菓子を頂くという
贅沢な時間を持つことが出来ました。

ここから下って少し街中を散策します。家主のご厚意により国の登録有形文化財であるこちらの建物を見学させて頂きました。

室内も見学させて頂きましたが、品のいい落ち着いた空間でした。庭も手入れされていて美しかったです。

蔵の瓦敷きのなまこ壁も美しかったです。
見学会を終えた後は全体交流会があり、その後玖珠の夜の街を楽しみました。
地元を分かっている方がいて、泊まってみないと味わえない時間でした。

帰りに豊後森機関庫公園 (国指定登録有形文化財) を少し散策しました。
開演前だったのか機関車の手入れをされていました。
こうやって手入れをしている方がいるから美しい景色が保たれているのですね。
朝の鈍い光に照らされた機関庫のある景色は渋くていい感じでした。

大分でも別府や湯布院の様に観光地ではない玖珠町ですが、掘り起こすと魅力がたくさんありました。
自分なりの魅力を見つけるべく、小さな町を散策し、時には泊まってみてください。