スタートライン

昨年末に前職のお施主さんからカレンダーを頂きました。


そのカレンダーには2014年の秋に引き渡してから家の中を植物や好きなインテリアで飾ったり、
広い庭を丹念に作り上げ、家の周りが成長した木々や季節により変化する花々に囲まれている
素敵な写真たちでした。

カレンダーの一部を紹介。
この写真すべてをご自身で撮影し、せっかくだからカレンダーにして配ろうと思い立ったようです。

2014年の秋に完成した当時の外観写真。
何もない広い敷地にシンプルでコンパクトな家が建っている。

完成当初の内観写真。
家具も何もない空間。
この中に家具を置いたり、カーテンを設置したり
自分の空間に作り上げていく。

出来上がって7か月後の様子。
庭が徐々に出来上がってますね。

このカレンダーを拝見しながら、家づくりは家ができてからスタートラインに立てるのだと
改めて思いました。
家は単体であるのではなく、廻りの環境と共にあるとも。
今の家づくりは新建材を使用し、変化することを嫌う傾向にあると思います。
変化するからこそ美しい。
木をはじめとする自然や自然素材が教えてくれます。

変化することは未知の世界を体験すること、
自分自身も今後どうなるかわからない変化だらけの自分の仕事に不安を感じないことは
ありません。
もりのわ設計室は本当に必要なのかと思うこともあります。

ただ変化を楽しみ、いい変化の良さを少しでも多くの人に伝えていくことが出来る
一年になればと思う今日この頃です。
このカレンダーを見ながらこの一年頑張っていきます。

追伸:スタートライン、今日Tverで見たドラマに出てきました。さてどのドラマでしょうか。