アメリカ西側放浪記1~ホテル・デル・コロナドとアメリカの木づかい(番外編)~

6月後半から7月初旬までアメリカの西側を旅してきました。
ここで見てきた建築のことなどなど紹介出来ればと思います。

まずは「Hotel del coronado ホテル・デル・コロナド」です。

サンディエゴのコロナドという海辺に建つアメリカ最古(19世紀末)の木造建築のひとつといわれるリゾートホテル。
クイーン・アン様式を主とした折衷様式の外観が特徴的とのこと。
(何年も建築やってますが、クイーン・アン様式は初めて聞きました)

左側の写真は海側からではなく、道路側からの写真。
一般的高級リゾートホテルは街と隔離された世界をつくるのが一般的だと思っていたが、
このホテルは街中に溶け込んでいる。
右側の写真は海側から近づいて撮った写真。
木ならではの装飾が施されているのが分かる。

海側から入ることが出来る店舗、レストランがある。
入口もオシャレな感じ。
内部を見てもらっても分かる様に木造なのが分かる。

ロビー周辺の様子。
格子天井や木の装飾、色使い、照明計画が重厚感を引き立たせる。
(ロビー廻りはシャンデリア以外はかなり暗めな感じでした)

階段室のディテール、素材の使い方も重厚な感じです。
このホテル399室の客室は当初より電気とガスが装備されていたとの事。
ちなみにこのホテルはマリリンモンロー主演の「お熱いのがお好き」に登場した。

ホテル内の様子などは下記サイトに写真があります
Hotel del Coronado

ホテル デル コロナド Booking.com

さてこの旅でみた木づかい(番外編)を少し紹介。

左の写真は手摺の支柱や外灯に
右の写真は手摺や建具、2階の手すり部分にも木が使われています。

木の支柱の外灯と標識。
日本では見かけませんが、木だとレトロ感が出ますよね。

木の電信柱。
アメリカではよく見かけました。
右側の写真のように郊外だけでなく、住宅地でも見かけました。
右側は車窓から撮った写真ですが、木の電柱だからなのか違和感なくとけ込んでいる様にみえます。

アメリカ西側放浪記はまだまだ続きます。