八女里山賃貸見学

6月となりましたね。
GWの時に大分に引きこもっていたので6月は少し動く予定です。
ところで先週雨上がりの日に八女市で行われた里山ながや星野川の見学会に行ってきました。

八女里山賃貸
2016年の10月に八女のツアーに参加させて頂いたのですが、
その際に拝見した八女の山の木を使い、見学させて頂いた製材所で製材をした材を使用しており、
多くの木が使われた賃貸住宅となっています。
まだ工事中で7月に入居開始だそうです。
建物の前には家庭菜園が出来るそうです。

建物の側面と裏側はこんな感じになってます。
側面の部分は自転車置場等に使われるそうです。

室内ですが、1階の床は土間仕様となっています。
右側は浴室部分ですが、賃貸にはとても珍しい桧の浴槽です。
壁の上部には杉板が貼られており、木の心地良い香を味わいながら入浴できるみたいです。

2階の天井を見上げると構造材が現しで見えます。
建具はこれから設置予定との事です。

窓越しに川と山がみえ、この時期はこの川でホタルを見ることが出来るなんとも贅沢な場所となっております。
ちなみに壁ですが板倉づくりで構成されている壁がそのまま現しとなっており、もくもくした空間となっています。

窓の向こうはこんな感じです。
室外機が設置される予定なので隣とはそれとなく境が出来るみたいです。

地方に移住するといっても、地方にいい賃貸がないのが現状で、
空き家等を借りるにしても大きすぎる、自分たちだけがその地域に入り込む難しさがあると思います。
まずは同じ境遇の移住者が集まり、その地域に慣れ、もう少し住むかどうか考えることが出来る場
があればという思いで造られたそうです。
東京の有名な建築家のデザイン性と地元の工務店、大工さんの技術力、地元の材料で造られ、
建物もここで育った人々もこの地域の財産となればいいですね。