家と街並み(ペルーにて)

11月になり、今年もあと2ヵ月ですね。
今年は草々に来年の手帳を購入しました。

今回は家と街並みについてつらつら書いてみようかと思います。
2015年の7月に訪れたペルーのクスコ。
標高約3400mの街です。
小高い丘の上にサン・クリストバル教会があるのですが、そこからクスコの町並みを見下しました。
さすがに高地なので緑が少ないですが、赤瓦の統一感のある街並みが広がります。

日本でこれだけの規模で統一感のある、フォトジェニックな街並みってどこかにあるだろうか?
と思ってしまいます。
ひとつひとつの建物の内観や性能は日本に比べるとはるかに劣りますが、
ひとつひとつの建物が調和し、いい街並みをつくりだしてます。

なぜいい街並みをつくることが出来るか考えたとき、
やはり廻りとの調和を考え、自然素材を使っているというのがあると思います。
早く、効率的に家や建物をつくるためにつくられたサイディングの様な工業製品は
どうしても自然や廻りの景観になじまないのではないかと。
統一感といえどもサイディングで造られた家が立ち並ぶ景観に今まで一度も美しさを感じたことがないのですが如何でしょうか。

ちなみにペルーのプーノという街から船で渡った島、アマンタニ島の住宅。
日干しレンガ等で造られた住宅です。
シンプルですが、なんだか風情を感じますよね。

家の中はこんな感じです。
ホームステイの受け入れをしている家なのでシンプルですがきれいにされていました。
左下の織物は自作だそうです。

ひとつひとつの家や建物がまちに対してどうあるべきか、どう街並みをつくるか、
いい街並みをつくりだす建物をひとつひとつ丁寧につくっていくことが出来ればと思います。

また気が向いたら違う国の建物を紹介します。