木製建具等の装飾

先日建築士会が主催する建築士の集いに参加してきました。
その際大川組子等木を使った美しい装飾をみたので少しご紹介を。

下の組子は表と裏で別の組子細工がされており、
それが合わさるとさらに繊細で美しい模様が浮かび上がります。

下の2枚は組子ハウスでJR九州ななつ星の列車のデザインをされた水戸岡さんプロデュース。
右側はこのボックスの上を見上げた様子。
組子と半畳タタミのさらに半分のフチナシ畳の引かれた空間に合ってます。

日本の景色をデザインモチーフにランマ等の彫り物。
枝葉の繊細なラインが美しく掘られています。

下の写真は引手
魚、ひょうたん、ネコ、花…
面白いデザインで造られています。
日常にちょっとこんな引手があると心なごみますね。

熊本地震での調査時にも感じましたが、昔ながらの家は組子細工、欄間細工、襖絵等
建築空間の中に上手く職人技の光る上品な空間、装飾が施されていた様に思います。
今の家、たてものづくりは既製品中心でアートや装飾が入る余地のない空間が多いですよね。
私もこの様な職人技、装飾が生きる空間をつくりたいと思う今日この頃です。