熊本地震から1年

熊本で大きな地震が起きてから1年が経ちましたね。
大分市内は大きな地震被害を受けることなく過ごせましたが、
小さな地震は何度もありなかなか余震が治まらなかったので、
大きな地震に見舞われた方たちはさぞ不安であっただろうと察します。

1年が経つということで西原村で行われた追悼記念式典に参加してきました。
多くの方たちからの追悼の言葉、遺族の言葉…
それぞれの立場でこの1年について語られていきます。
献花が終わり、式典が終わる。

次に式外行事として作文の朗読、学習発表、合唱等が行われました。
どの発表も素晴らしかったが、特に山西小学校の6年生が地震後にやってきたことの発表は心に強く残りました。
地震後にいろんな立場で(消防士、警察官、役場職員等)がんばってこられた方にインタビューをし、まとめたものです。
多くの方たちがこの地震後に村の復興のために尽力をつくしてきたことを知ることは
今後子供たちにとってこの村をより好きになる貴重な経験だったと思われます。

室内での行事が終わり、復興への願いを込めて色とりどりの風船を飛ばす。
地震前よりよりよい村となりますように…

以前「記憶の中の住まいプロジェクト」のことを下のブログで紹介した
記憶の中の住まいプロジェクトin西原村

この時に撮った写真と現地調査を元に作成した平面図を元にフォトブックとしてまとめることになりました。

このようにまとめるつもりでなかったので記録写真ばかりではありましたが、たくさん撮った写真の中から
どの写真をフォトブックに載せようかと相談しながら決めていきました。

15日の夕方、出来上がったフォトブックを住まい手の方に渡すことになりました。



様々な思い出の詰まった家の写真や図面をまとめたこのフォトブックを見て
本当に喜んでくださいました。
あれだけ喜んで下さると忙しい中仲間のみんなで頑張った甲斐があったというものです。
(フォトブックの編集をして下さった方が一番頑張っていましたが…)

建物に新しい命を吹き込むことだけでなく、大切な家との記憶を残すことも
また機会があればやっていくことが出来ればと思う今日この頃です。