八女の町並みを巡る里山資本ツアー その5

八女の伝統的建造物保護地区に到着。
八女の町並みは道路の拡幅により屋根の軒が切られているので短いとの事。
窓のレトロ感がいい風情を出していますね。

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さて、室内も見学させて頂きました。
手書きの町並みスケッチも風情があります。
しっかりとした天井の小屋組みと土壁が落ち着いた和の雰囲気を演出してます。

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さて昼食はこちらで頂きました。

このみ園

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まろやかで味わい深いお茶とお弁当を頂き、
奥の母屋の方まで見学させて頂きました。

ここから歩いていったところ
うなぎの寝床

ここで八女の特産品やらセンスのいい雑貨や椅子等並んでいます。
ここに多くの方たちが訪れてにぎわっていました。


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さて会場を八女文化会館へ移し、
里山資本主義で有名な藻谷浩介さん、鎌倉投信株式会社の新井和弘さん、
株式会社トビムシの竹本吉輝さんによる
「里山対談~本当の豊かさとは何か~」というお題で講演会が行われました。
まずは第一部として藻谷浩介さんから地域が豊かになるとはということで、
交通の便が良くなる、大きな工場が誘致されるとかではなく、
人口が増えること(子供や現役世代)であるという指摘から話は始まりました。
八女市の年代別の人口分布からみる現状把握と今後の人口の予測、
他の近隣地域(福岡市等)や人口推移の特異な自治体(東京や豊田市、海女町等)
との比較等で八女市の置かれている現状を浮き彫りにします。
これらの現状や推移を踏まえ、どのように地域活性化をということで、
下の写真に解決策の例が挙げられております。

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第二部は竹本さんをコーディネーターとして藻谷さん、新井さんの対談が行われました。
会社における地域貢献について、
地域のいいものをまずは地域の人が使っていくことの必要性など
興味深いお話を伺うことが出来ました。

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この里山対談の後は藻谷さんをはじめとする講師の方々とツアー参加者で懇親会が行われました。
藻谷さんともお話することが出来ましたが、
私の住んでいる大分の明野地区のことまでご存じでその記憶力と情報量の多さに只々びっくりしました。
これだけ多くの地方のことをご存じな藻谷さんですが、「今後どこに住んでみたいか」尋ねたところ
「どこにでも行きやすい、飲んでも電車で帰ることが出来る」という理由で東京でした。

この盛りだくさんのツアーでしたが、
まずは「人」であるということ、しっかりとその人を見ることについて改めて考えさせられました。
このツアーに誘ってくださったUさん、本当にありがとうございました。
お約束の面白いことを書くことが出来ずに八女ツアー超大作?が終わろうとしてます。
長文の御清聴ありがとうございました。