住宅医スクール熊本へ

7月9日に熊本市内で行われる住宅医講習会へ行ってきました。

住宅医スクールは
優良な住宅ストック社会の構築が求められている中、既存住宅の調査・診断・改修設計・
施工・維持管理等の基礎から実践までを学ぶためのスクールです。
(パンフレットより抜粋)

東京に在住していた時に住宅医スクールに通い、全講義修了はしているのですが、
九州内の木の家の設計、施工等に関わる方達とお近づきになりたい、
今回の熊本地震を受けてより耐震化の部分の講義を充実させるということで
今一度学びたいということで小学校の修学旅行以来の熊本市内へ足を運んでみました。

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熊本市内へは初めて車で行きました。
57号線が途中通行止めなのでミルクロードを走ります。
清々しい阿蘇の山々と田園の景色に思わず車を停めてパシャリと。

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さて、スクールの会場に着いて、人の多さにびっくり。
東京で受講した時の倍近い人たちが集まりました。
熊本をはじめとする九州各地の受講者の地震からの復興への思いをもった
木造住宅のつくり手の方達の熱意を感じます。

このスクールが実務者に対していかに既存住宅の価値と性能を上げていくかを
意匠、構造、温熱環境、木材の性質、設備等多岐に渡る講義内容で学ぶことが出来ます。

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この第1回目のどの講義も充実した内容でお腹が?頭がいっぱいになりました。
講義の中で紹介された、OMソーラーの生みの親である奥村昭雄さんの奥様(建築家)
が作られた立て替えするなカルタが紹介されました。

古い建物の改修への思いの詰まったカルタですね。

時を刻んだ建物でしか出せない良さを活かし、その価値と性能と快適性を上げる改修仕事が
「論より証拠いい設計」がいつか出来る様日々精進です。